ソニーからやっと発表されましたZV-E10
最初は7/7発表予定でしたが7月末まで延期になりました
噂だとα6600後継機でVLOG特化と言われてましたが発表された情報を見て、α6400ユーザーからのお勧めすべきポイントとよろしくないポイントなど、そして安く上げるための買い方や必要な付属品なども語っていきたいと思います

https://www.sony.jp/vlogcam/special/ZV-E10/
まず注目すべきポイント3点として
良い点1つ目
1.レンズ交換式なのに小型軽量
レンズ交換式なので、スマホやデジカメ(レンズ非交換式)に比べると選択肢というか撮影の幅が雲泥の差といえます
カメラの写りはレンズにかなり依存しますので、その選択肢が増える事は撮影の幅を増やしてくれるということになります
ただしもちろん欠点もあります
本体がどれだけ小さくてもレンズが大きければ結果的にコンパクトにはなりません
またレンズを複数持ち運ぼうとすると思ってる以上に重たくなります
小型軽量でフットワーク重視の人には不向きになり兼ねません
そしてもう1つはレンズは結構高いということです
レンズにも本体にもマウント(本体とレンズの接合規格)があり、ソニーの現行はEマウントです
だいぶ種類も増え幅も広がり、あわせて中古も増えてますので、特に初心者の人はむやみに新品で高価なレンズを狙うよりは中古で安価なレンズで試しに撮りまくり、自分のスタイルを見極めてから、良いレンズを購入しても良いかと思います
良い点2つ目
2.価格が安いので高コスパカメラといえる
現時点で本体実売7.1万円というビックリ価格です
α6400の新品は10万ちょい、中古でも8万ちょいするので、α6400より遥かに高コスパな本体といえますので、変にαシリーズを買うよりはZV-E10の購入をお勧めします
そしてキットレンズはお約束のSLEP1650がついてきます
16mmから50mmの広角からやや望遠をカバーできるし、沈胴式なので使わない時はコンパクトになります
本体にプラス1万円ほどで購入できるので高くはないし、コスパは悪くはありません
が、SLEP1650はかなり昔からキットレンズとして出回ってます
そしてキットレンズというのは皆ステップアップのために手放すレンズでもあります
なので中古市場にSLEP1650は溢れかえってます
状態にも寄りますが楽天市場でも安いとSLEP1650は8000円ほどで買えます
差額の2000円で新品を買うか、付属品を買うか、それはその人次第ですが、手放す前提なら新品である必要は薄いのかなと思います
悪い点
3.バッテリーがNP-FW50なのでかなり持ちは悪いと思う
バッテリー持ちはα6400の最大の欠点とも言えます
普通に撮影してても半日も持ちませんので、バッテリーは2個持ちが普通
動画撮影ならいくつあっても足りないと思います
現に私も室内で動画を撮影する際は、α6400をACアダプターにつなぎ撮影しながら、別でバッテリーを充電し続けて、ローテーションしてます
ZV-E10はtype-cに変わったのでケーブルがスマホと共有しやすくなりました
もしかしたらPD規格に対応したら予備バッテリーの必要性は減るかもしれませんが、外などでACアダプターに繋がない状況ならバッテリーの非力さに涙すると思います
その他のポイント
4.素子など中身は多分最新式ではない
写りはレンズだけでなく素子や映像処理エンジンにも影響します
それらは現行のαシリーズと同じと思います
が、使ってる限りは悪いとは思いませんし、新しくない代わりに本体価格を下げてるので結果的には良い方向に動いたのではないかなと思います
言い換えたら中身は同じなのでαシリーズ所持者はこぞって買い換える必要性は薄いのかなとも思えます(が、食指が動きますよね)
5.白色はお勧めしません
α6100など一番下のエントリークラスには何故か毎回白を投入するソニーです
黒一色の世界に降臨せし白いカメラは魅力的です
それだけで欲しくなりますが、考えてください
本体はどれだけ白くてもレンズは黒です
良くてシルバーです
その組み合わせが許せますか?
白い本体なら白いレンズが欲しくなります
が、白いレンズは高級望遠レンズしかありません(しかも白というよりクリーム色やオフホワイト)
あるならばシルバーがレトロチックで黒とも相性良いのでお勧めですがないなら諦めて黒をお勧めいたします
6.VLOG用カメラなのか?
αシリーズからみてのVLOG強化ポイントとしては
・手ブレ補正の強化
・マイクが大きく&もふもふ(ウインドジャマー)が付いた
かなと思います(内部的なのは不明)
手ブレ補正に関してはα6600よりは良くなってると思いますがZV-1ほどではないと思います(素子の大きさとレンズの関係)
ただし最大の欠点であるバッテリー持ちに関しては短尺撮影であれば問題ないという考えなのかもしれません
という感じでさらにまとめたら
・スマホユーザー
スマホからのステップアップは大きさ重さ価格などから思ってるより弊害はある
・デジカメユーザー
ミラーレス一眼が欲しいならアリ
・ミラーレスユーザー
買い替えならアリだがそんなに魅力は少ない
・デジタル一眼ユーザー
サブ機としてアリだけどファインダーがない&バッテリー持ちの悪さは覚悟すべき
・フィルムカメラユーザー
畑が違いすぎて何とも言えませんが
サブ機として考えるならスマホや高級コンデジのが良い気がする
次にお勧めの付属品です
これはデジカメやミラーレスなどに共通する物かと思います
必須の前に無いと使えないものはレンズ、SDカードです
レンズ
初めてならばキットレンズのSLEP1650でも良いと思いますし
カメラに慣れてるなら標準域の単焦点レンズだけでも良いかと思います
お勧めは標準域の明るめのズームレンズですね
タムロンの17-70mm F/2.8は大きさと重さが気にならなければ少しお値段は張りますが、高範囲カバーの明るめ、寄れる、柔らかい描写など最強安定これ1本で済んじゃう系のお勧めレンズです
それ以外なら中古で4万円ほどで買えるSEL1670Z(ツァイス16-70mm F/4)なども良いかもしれません
レンズに関しては既にかなり出回ってますので価格コムやSNS、YouTube、ソニーストア、量販店、カメラの中古屋などで使用感や特徴を比較しても良いかと思います
SDカード
まず気をつけないといけないのがカード自体のサイズです
主にはSDカードとマイクロSDカードがあります
SDカードは大き目で主にはカメラなど
マイクロSDカードはスマホなどに使います
ただしマイクロSDカードはアダプターに入れればSDカードとしても使えます
ただしアダプターを介するので、純粋なSDカードより速度や安定性が落ちたり、エラーになるなどの可能性もあるとはいわれてますが、私は今の所そのような事は起きた事はありません
価格はマイクロSDのが安い傾向にありますのでお財布や利用方法と相談してください
容量に関しては静止画メインか動画メインかで変わってくると思います
静止画(写真)なら1枚あたり15MBくらい
動画なら4K30p(60MB)で1時間で25GB(1分あたり40MBほど)です
128GBなら
静止画が850枚くらい
動画なら5時間ちょい
撮れると思いますので
こまめにパソコンに移したりSDカードの中身を全て消去するなら32GB~128GBあれば足りると思います
逆に撮りっぱで入れっぱだったり数日連続撮影が多いなら256GBや512GBでも良いかと思います
容量と価格は比例しますが正比例という訳ではないのと
故障の事を考えると常に複数枚は持っていると良いかと思いますが、お財布や用途と相談してもらうと良いかと思います
価格の差は他には読み書きの速度や信頼度にも関係します
ただ速度の規格が色々出過ぎて正直良く分かりませんが
UHSスピードクラス1(10MB/秒)かUHSスピードクラス3(30MB/秒)を選べば良いかなと思います
信頼度はメーカーや商品のランク、販売方法にも関係してきます
無難にと考えるなら量販店などで購入すると良いと思いますし
安くて良さそうなものと考えるなら通販などで有名どころの輸入品なども良いかと思います
メーカー保証もありますがデータ復旧は別だったりしますので、お気を付けください
必須
カメラケースとストラップ
無くてもどうにかなりますが、ケースとストラップは何でも良いのであったほうが無難というか安全と思います
ストラップは付属品で問題ありませんが気に入ったのがあれば交換しても良いかと思います
ただしケースはレンズによって大きさが変わりますのでレンズに合わせてケースを選んだほうが良いかと思います
准必須
予備バッテリー
NP-FW50の宿命です
最低1個は中古でも良いと思うので購入してください
バッテリーチャージャー
付属品にACアダプターがありますが、カメラを使用しながら充電ができませんので純正でなくても良いのでNP-FW50用のバッテリーチャージャーを購入しておくことをお薦めします
液晶保護フィルム
ZV-E10は液晶画面を畳んでしまえるのですが保護フィルムがあったほうが気休めかもしれませんが良いかと思いますフィルムが良いか、ガラスが良いかは好き好きになるかと思います
レンズ用保護フィルター
薄型のUVカットフィルターでも良いですが常用で付けっぱなしにしておけばホコリ対策、傷や汚れ防止になりますが相性が悪いとケラレ(四隅が暗くなる現象)が起きます
レンズ用なので購入するフィルター径に合わせて購入をしましょう
安く上げたい人は中古カメラ屋さんで300円ほどで売ってます
あると良いの
三脚
静止画動画問わずあると手ブレを防げます
主に脚の部分と雲台(カメラと脚を繋ぐ部分)で構成されてます
大きさ、重さ、持ち運び時の長さ、付加機能(ブラケットの互換、縦構図撮影、俯瞰撮影、ローアングル、ハンドル)なども視野に入れると良いかと思います
・脚が独立してる
・自分の身長くらい(かそれ以上)の高さになる
・1万円くらいで買えるモノ
・比較的軽い
・アルカスイス互換(カメラと三脚の接続規格)
あたりを気にすると良いかと思います
(語りだすとキリがないので)
リグやブラケット、プレート
慣れてきたり状況に寄っては三脚からすぐに取り外したり縦横の構図をすぐに変えたりしたくなります
そんな時にリグなどが付いてたら、三脚からの脱着が一瞬だったり、他の三脚やジンバルに乗せ換えもすぐできたりします
必須ではないですがあるとないではストレスと時間のロスが変わってきます
汎用のブラケットやプレートだと他のカメラと使いまわしができますが、バッテリー交換ができなかったり、端子などに干渉する場合もありますので専用のリグがお勧めです
ただし、発売当初には専用のリグは出てないかもしれませんので
汎用のプレートで我慢するか、専用のリグが出るまで待つのもアリかと思います
外部マイク
ZV-E10はZV-1の踏襲で上部に大きなマイク+ウインドジャマー(風防)が付いてますので最初から買うべきという訳でもないです
主に動画撮影で本体マイクでは拾いにくい場合などには検討をすると良いかと思います
マイクもかなり色々ありますので一通り勉強してからの購入をお薦めします
各種フィルター
あると良いのは光の量を減らすNDフィルター
可変NDフィルターであればフィルターをくるくる回すとND値を変化させられるので複数枚NDフィルターを持たなくても良いので便利ですが、最大値でX状のムラも起きますので注意が必要です
それと光の屈折角度を変えるC-PLフィルター
光の角度を変えるので水面やガラスだけでなく空の色もより青くすることもできます
他にはエフェクト的なフィルターも多く発売されてますが
特におすすめはブラックミストフィルターです
これがあるだけで単調な風景もシネマチックになります
(ただしPCやアプリが得意な人は後処理で付ける事も可能です)
注意事項として
フィルター装着にはレンズ径が関係しますので、複数のレンズを持ってる場合は複数のサイズのフィルターを購入するかステップアップリングなどでフィルター径を変更してあげないといけません
以上となります
もともとデジタル一眼を使っててα6400ユーザーになってから半年の私からの思いのたけをぶちまけてみました
現在使ってるα6400はなぜかHDMI出力が上手くできず、修理に出そうと思ってます
もし全損扱いになった暁にはZV-E10に乗り換えても良いかなと思ってますので、まずはZV-E10発売まではα6400を大切に使いたいと思います
ソニー ZV-E10特設サイト
https://www.sony.jp/vlogcam/special/ZV-E10/